■遂に対峙!!
ジョア「三虎ぁ!!! どうやって缶詰から…」
スター「三虎様(ボス)!!」
三虎「やぁアカシア…ずいぶん風貌が変わったじゃないか…」
「まるで珍獣だな…」
アカシア「何百年ぶりだ三虎…」
「お前はだいぶでかくなったな…言動(くち)が…」
しばしにらみ合う2人。
そんな2人を中心に風が吹き荒れていく。
円を描くように吹き荒れる風はあっというまに、超巨大なエンペラーリングへ。
■暴風が告げる死闘の始まり!!
アカシア「また誰かにイジメられて助けてほしいのかと思ったら…フフ」
「このエンペラーリングが胸中を現しているぞ三虎」
「私と闘るか…」
三虎「……一龍は…死ぬ間際に言い放った…」
「真に倒すべき 相手がいると…」
「フローゼが当時GODの調理に 体力を使い切り命尽きたのはアカシア…」
「お前の算段だったのか?」
アカシア「……はァ?」
「フローゼは回復する予定だったんだ…」
「最後にバカな体力を使わせたのはお前だろう三虎」
三虎「そもそもフローゼたった一人に…無理やりGODの調理を強いたのはお前だ…」
「その後私が療水を汲みに行ったのも…」
「傷を負った私を助ける為フローゼが力を使い果たしたのも」
「すべてお前のプラン通りだったんじゃないのか?」
アカシア「……何を言ってる…?」
三虎「フローゼ程の料理人が自分の残された体力を見誤るか?」
「フローゼはお前の野望を止めようと…自ら命を絶ったんじゃないのか?」
「『最果ての地』へ向かおうとするお前に賛同しなかったフローゼを…お前が殺したんだアカシア…」
「自分に都合のいい料理人の魂を呼び寄せ 生まれ変わらせるために…」
アカシア「……」
「それも…一龍から聞いたのか? ずいぶん仲のいい兄弟だな…」
「実際は…少し違う」
「実はフローゼは当時私との子を身ごもっていた…」
「その状態でGODの調理をこなしていたんだ…」
「最期は腹の子にすべての体力を奪われたのだろう…フローゼは死んだが腹の子は…」
「土の中で産まれ成長した…お前が懸命に汲んできた療水のお陰でな 三虎…」
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