扉(ゲート)の中へと消え行くユーハバッハ。


■世界を造替する神――


倒れている一護、織姫に各々駆け寄る阿散井とルキア。


阿散井「一護!!!」

ルキラ「井上!!」


そこに、全身を負傷し、意識がない模様の岩鷲を負うチャドも現れる。


チャド「·········一護······井上···!!」


呼び掛けても返事は無く、その場に茶渡も倒れる。



場面変わり、白骨化はしていないが地面に倒れ込むハッシュヴァルト。

が、剣を使い何とか立ち上がる。


石田「······生きて···いたのか···」

ハッシュ「···"世界調和(ザ·バランス)"で······ジェラルド···ヴァルキリーに···不運を分けたのだ······」


苦し気な表情を浮かべる。


(···やはり陛下は······私の意思に気付いて·········)


小声で囁くハッシュヴァルト。


石田「···今···何て······」

ハッシュヴァルトの発言に驚く石田。


ハッシュ「···いや···何でもない······」

「···私が"範囲世界に起こる不運を 幸運な者に分け与えることで 世界の調和を保つ"···と」

「そう···言ったのを······覚えているか···」

石田「···ああ」

ユーグラム「だが···聖文字(シュリフト)"B"には···唯一······二つの意味がある······それは···」

「"世界不調和(ザ·バッドバランス)"···だ······能力は···」

「"範囲世界に起こる幸運·不運を 不運·幸運な者に与えることで 世界の調和を乱す"」


「石田雨竜」

「私が持つ全ての"幸運"を······お前に···"与える"···」


すると、石田の全身の傷が全回復し、霊圧が急上昇する。
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石田「···これは」

ハッシュ「···頼む······石田雨竜···ユーハバッハを――」

「―倒してくれ······!!」


戸惑う石田だが、動かなくなったハッシュヴァルトの体を見下ろすと無言で頷き、扉(ゲート)がある場所へと走っていく。


ハッシュ(···約束を······果たせなかった···)

背景にはバザード·ブラックが。


(オイオイオォ! このバズ様に先に名乗れってか!)

(オマエ言うほどショボくねーって! 大丈夫大丈夫!)

(ユーゴー お前今日から俺の子分な)

(大人に何言われても気にすんな)

(わかんねえことは全部俺が教えてやる)

(最強の滅却師(クインシー)になろうぜ ユーゴー)


(俺は 陛下の力を殺すぜ)


(裏切り者の お前と一緒にな)


次々にバズビーの言葉がよみがえる。


ハッシュ(···そうだ······)

(何故···何故あの時······真実を言えなかった···)

(バズビーは何時(いつ)も······私を支えて···いてくれた)

(そのバズビーを···表面上で有りながらも······私は裏切った···真実も伝えぬまま······)


(···済まなかった――)


(―バズ―――)


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