10日前、ゾウに到着したサンジ達

そこは毒ガスで覆われており驚く一同

シーザーだけは笑っている「シュロロロ…震えたぜあの威力!!」

サンジ「ん?」

シーザー「…あのガスの名は “KORO” …!!おれが作った◯戮兵器だ…!!」

次の瞬間ボコボコにされるシーザー「ぷおー!!なぜおれが責められる!?使ったのはおれじゃねェぞ!!」

サンジ「コイツ最悪だ」

チョッパー「お前が作らなきゃ犠牲者は出なかったんだ!!お前の能力で中和できるだろう!?すぐやれ!!」

シーザー「おいおい、敗者をイイ者だと決めつけるんじゃねェ!!ミンク族は人間嫌いと戦闘能力の高さで有名な一族

放っといた方が身の為だ!!助けた瞬間、こっちが噛み◯されるぞ!!」

その時、噴火雨が降り注ぐ

木の上に避難する一同

サンジ「何だ!?この雨!!」

その時、悲鳴が聞こえる

サンジ「はっ!!ナミさんの声!!…とにかくいいなシーザー、おれが戻る前にてめェの生み出した毒ガスを町から消し去っておけ!!」

反抗的な表情をするシーザー

サンジ「さもなきゃこのお前の心臓を握り潰して…!!」

シーザー「わかったよ!!悪魔め!!」

 

サンジは声の方に向かう「アレか!!ブルック!!そのままガードしてろ!!悪魔風!!ムートンショット!!」

シープスヘッドを蹴り飛ばすサンジ

ジンラミー「撤退だ!!シープスヘッド様がやられた!!」

部下「えーっ!?…しかしまだ侍が」

ジンラミー「侍はいない、そう報告を!!」

部下「はっ!!」

去って行くジンラミー達

1人のミンク族がその様子を物陰から見ている

 

 

op811-1

シーザー「 “KORO” !!中和ガス…!!ぐぬぬぬゥ〜っ!!不本意ィ〜!! “RO・KO” !!」

中和ガスを撒くシーザー

少ししてからマスクを外して匂いを嗅ぐチョッパー「..よし…行ける みんなー!!早く来てくれー!!」

モモの助「チョパえもんでござる!!下の森から!!」

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町に降りたサンジ達

ブルック「これはヒドイ」

ナミ「みんなシーザーの兵器で!?」

サンジ「ああ…国はほぼ全滅、さっきの奴らの仕業だ シーザーがうまくガスを消した様だがこれだけの事をやるんだ

島のどこかにまだ敵が大勢潜んでる可能性もある ガス野郎の話じゃミンク族ってのは凶暴な種族らしいし…

助けた所で…後悔する様な結果になるかも知れねェが…!!」

ナミにも緊張が走る

その時、ワンダが襲ってくる「ゆティアらも!!ジャックの仲間か!!」

ナミ「え!!」

ワンダの剣をガードするナミ「わっ!!」

サンジとブルック「ナミさん!!」

ナミ「待って!!大丈夫!!」

ヨロけるワンダ「オエ!!」

ナミ「毒で弱ってる…!!」

ワンダの攻撃をかわして馬乗りに制圧するナミ

サンジ「ナミさん!!その女!!爆薬持ってんぞ!!」

ナミ「え!?」

 

op811-2

火が点いた爆薬を持っているワンダ「ゆティアらを粉々にして…!!見せしめにしてやる!!私達に何の恨みがある!!◯して何の得がある!?

ゆティアらの捜し人などいない!!千年の歴史あるこの国を!!…どこまで壊せば気が済むのだ!!」

そこにやってくるトリスタン「ワンダさん!!私、そティアらに助けられたの!!ジャックの部下達は今、全員島を出たわ」

ワンダ「トリスタン…」

よろつきながら歩いてくるペドロ「ワンダ、そガラらは…ジャックとは関係ない…!!この町から今、毒ガスが消えたのもこガラ達の魔法だ…!!」

ワンダの爆薬の火を消すペドロ

ワンダ「…そういえば…!!ガスが消えてる…!!」


チョッパー「何してるんだお前達!!ガスが撒かれてからもう1日以上経過してる!!このガスは48時間以内に解毒処置をしなきゃみんな手遅れになる!!」

一同「!!」

チョッパー「国中の奴らを助けるには1秒だって惜しいんだ!!病院はどこだ!?器具も薬品も足りない!!人手があるなら全員集めてくれ!!

おれは医者だ!!言う事をきいてくれ!!」

涙を浮かべるワンダとトリスタン

 

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ワンダ「助けてくれるのか…?…もう◯ぬのかと思った…全員…!!」

ナミ「誰1人見捨てない!!」

 

話は現在へ

ワンダ「私達が何者かも知らないのに…見捨てず助けてくれた」

ナミに抱きついてペロペロなめるワンダ「この恩は皆…一生忘れない いつか必ず恩返しをするぞ…!!」

ナミ「まーまーそれはいいから」

漢泣きするフランキー「うおおーん!!イイ事したなおめェら〜!!誇らしいどおれァ!!」

ウソップ「そんなに壮絶だったとは…おれ達が歓迎された理由はよくわかった」

ルフィ「しっかしジャックって奴腹立つなー!!いつかカイドウと一緒にブッ飛ばしてやる!!」

ブルック「…ですがジャックは◯亡記事が…」

ワンダ「…とても信じ難い、当人を目の当たりにしたらな…」

チョッパー「みんなここで話してるか?」

ウソップ「どっか行くのかチョッパー」

チョッパー「夜になったから夜の王ネコマムシやくじらの森のガーディアンズの診察だ!!」

ワンダ「ではワーニーを出そう」

ロビン「そういえばワンダ、あなたも眠る時間では?」

ワンダ「私は “王の鳥” という職務、王の側近で昼夜問わず2人の王の間を行き来できる唯一の役職なのだ

イヌアラシ公爵の無事もお伝えせねば…不要と言われそうだが…フフ」

ルフィ「ネコマムシ!!おれも会ってみてェ!!」

ブルック「ネコマムシの旦那!!私もあの方大好き!!お供します!!」

 

2頭のワーニーに乗って向かう一同

ワンダ「今夜は満月だが…雲に覆われていてよかった」

??

ウソップ「悪ィなキャロット、お前まで」

キャロット「いいよ、私も王の鳥だから」

ルフィ「そいでよワンダ!さっきの話じゃあ…」

ゾロ「…ああ、まだ話の中でぐるマユもガスも消えてねェな」

弦を鳴らすブルック「…この出来事…実はこの国の人々にはあまり話してないのです 国を滅ぼされた人達は…これ以上…心労をかけたくなかったので…!!

これはこっそりと起きた大事件…!!たった2日前の出来事…どうか覚悟してお聞き下さい

サンジさんはもしかしたらもう…私達の元には戻って来ないかも知れません…」

ルフィ「えええ〜!?戻るって書いてあっただろ!!サンジの手紙にィ〜!!」

ナミ「だから言ってるじゃない 実際は深刻だって!!」

ブルック「ここは幻の島…島自体が生物である為にログポースでも辿り着けず、普通なら見つける事もできない場所

…ですが我々には失態と盲点がありました…!!完全に引き離した敵船に…まず目的地を聞かれてしまっていた事

…そしてその艦に幻の島の “出身者” がいた事…!!…つまり2日前…現れたのはビッグマム海賊団…」

 

ゾウの足元に到着したビッグマムの船

 

op811-4

電伝虫で話しているペコムズ「問題ない、2人でカタがつく…任せてくれママ!!ガオ!!ゾウはおれの…故郷だ!!」



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